ぼたえもん童話集 『ぽんぽん山』

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むかしむかし、ある国に、ぽんぽん山という山がありました。

どうしてぽんぽん山というかともうしますと、この山は、じつに

ふしぎな山で、この国になにかたいへんなことがおこると

いうときには、その前兆として、三日前に、きっとこの山が

自然に 「ぽんぽん」 と三度なりひびくのだそうです。

そこで、だれいうとなく「ぽんぽん山」と

昔からいいつたえているのです。


この山のふもとに、三郎丸という一人の少年が住んでいました。

三郎丸は、ひじょうに親孝行で、家が貧乏なものですから、

まい日、この山の峠へ出て行って、そこを越す車の

あと押しをしたり、旅人の荷物を持って行ったりしては、

いくらかのお金をもらって、それでお父さんやお母さんの

助けをしておりました。


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このブログ記事について

このページは、出口眞人が2010年8月18日 13:01に書いたブログ記事です。

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